育児パパの働き方改革(その2)(育休よりもいつでも休める体制を構築せよ!)
お疲れ様です。
コメントありがとうございます。
賛否両方どしどしコメントいただければ嬉しいです。
多くの意見をいただくことが、私の育児に対する考えをより深めてくれると思っています。
さて、今回は育児パパの働き方改革の第2段を書かせていただきます。
今回のテーマは「育休」についてです。
◆パパの育休取得が即座に育児の戦力にならない。
ネットでざっと調べてみると、男性の育休取得率は5%から10%以下とのことです。取得したうちのほとんどは数日程度の期間だそうです。
私は、以前からこのブログで書いていますが、
パパの育休取得が必ずしも育児の戦力になるとは限らない
と考えています。
育児に普段関わっていないパパが家にいても、正直なところすぐには戦力にはならないと思います。
むしろ、ママにとって世話をする対象が増えるだけになるかもしれません。
男性の育休取得者のほとんどが短期間しか取っていないのだから、ちょっと家事・育児に手をつけ始めて、
もう育休期間が終わり!
ということになってしまうでしょう。
◆やはりまだ育休取得はハードルが高い!
パパの育休の取得率が低いのは、今の日本社会がやはり育休取得のハードルが高いからだと思います。
ハードルが高くなっている理由としては、
①社会の構造的な理由と、
②取得する側の内面的(精神的)な理由
と2つの側面があると思っています。
①社会の構造的な理由とは、日本は終身雇用が基本であり、正社員が中長期に休みを取ることがほとんど想定されていないことがあると思います。
なので、育休中に育休手当が出るにしても、働いているときの給料よりも低いですし、育休を長く取った人への人事的な待遇(出世)も良くないことが多いです。
これに対して、諸外国(特に欧米)では転職が当たり前で、自分のライフスタイルに合わせて仕事を辞めるなりして、その期間に育児をしたりします。育児が一段落したらまた同じ会社に戻るか別の会社で働きます。転職が当然なので、育休後の職場復帰とかそういう感覚ではなく、その時のライフスタイルと自分の経験・能力に合った仕事をするというだけの話です。
育休のハードルが高いもう一つの②内面的(精神的)な理由とは、育休取得することで周りに迷惑がかかるのではないか、自分のキャリアが傷つくのではないかといった精神的な不安によるものです。これも周りを気にしすぎる日本の特徴ではないかと思います。「個」としての自分よりも、「社会」や「組織」といったより大きな主体の一部として自分を見る傾向にあります。育児という個人的な事情よりも、会社全体のことを優先的に考えてしまいがちです。
これら2つの理由については、変えようにも日本の染み付いた文化のようになっている面もあり、やはりそれを押し曲げて育休取ることは、かなり普通の人にとってはハードルが高いと言わざるを得ません。それを無理やり政府とか会社とかが個人に押し付けても良いことにはならないように思います。
◆続きます。(では、育休よりも何が必要か?)
今回は少し前置きのようになってしまいましたが、次回は育休を取らなくてもきちんと育児をするためにはどうすればよいか。普段からのようなことを心がけるべきか、私の考えを引き続き書いていきたいと思います。
(以下は、育休についての過去の記事です。良かったら読んでみてください。)