私の考え③「育休が根本的な解決策か」
今回は、現在いろいろなところで言われている「育休」について、私の意見を書かせていただきたいと思います。
どこかの新任の大臣が、以前に育休の取得について言及したことが話題になりました。
私はこのニュースにはとても冷ややかな気分で見ていました。
私の意見を率直に言うと、
男性の育休の取得促進だけでは、育児支援の根本的な解決策にはならない
と思います。
その理由は、
育児は世間が考えているほど簡単なものではなく、ただ休んで人の手が増えればいいという問題ではない
からです。
それは私がこれまで外で働く側でありつつも、育児に(可能な限り)主体的に取り組んできて実感するところです。
これまで何もやってこなかったパパが、明日から育休をとって家にいても、正直戦力にならないでしょう。逆に、奥様方にとって面倒を見る人数がもう一人増えるという「負担増」にもなりかねません。
(実際に、だんなが家にいないほうが楽という奥様の声をよく聞きます。そんな中でだんなが育休をとって家にずーっといられてはどうなるでしょうか??)
もちろん、これまで育児に取り組んでこなかったパパが、育児をしながらいろいろ学ぶということはあるでしょう。けれど、そうして育児のもろもろのやり方や大変さが分かったころに「育休終わり」ということになるのではないでしょうか。
(男性の育休取得の半数以上は10日以内、多くてせいぜい1,2か月とのことです。)
大事なことは、名目的な育休を取得することではなく、父親も母親も両方が育児に対する意識を変えていくことだと思うのです。
これまで書いてきたとおり、
育児こそ、家族の土台を作ることであり、対外的にも最高の社会貢献であって、どんな仕事よりも優先されるべきもの
だと思うのです。
こうしたことを意識すれば、誰が何をすべきか、自然に決まってくると思います。
次回は、意識と行動をどう変えていくべきか、もう少し具体的に私の意見を書いてみたいと思います。
(つづきです。)