【つい言ってませんか?】ママに言ってはいけない発言3選 (その3)
お疲れ様です。
「ママに言ってはいけない発言3選」
の第3弾(最終回)です。
前回、前々回の第1弾、第2弾では、
①「子供くらいしっかり見ておけ!」
(子供の行為や不始末について、すべてママの責任にするかのような発言)
②「家事くらいしっかりやっとけよ!」
(家事を軽視して、ママを責める発言)
という2つのパパの残念発言を書かせていただきました。
今回の第3弾(最終回)では、もっともパパがママについ言ってしまいそうな残念発言について書かせていただきます。
◆その3「誰の稼ぎで生活できてると思っているんだ!(収入の有無だけで自分の方が偉いと誇張する発言)
私も仕事に疲れて帰ってきて、家事も育児もすべてバトンタッチ!
されたときや、
ママから様々な不平・不満を言われたときは、
のどの先まで出そうになりそうになる時があります。
世の中のパパさんたちには、
ママと言い合いになったときなど、
決めゼリフのようにこんな発言をママに言っていないでしょうか?
「誰のおかげで生活できていると思っているんだ!」
「おれくらい稼いでから物を言え!」
などです。
いわゆる、収入があることを理由として、ママよりも自分(パパ)のほうが偉いということを誇張する発言です。
家で家事・育児をしているママよりも、外で働いているパパの方が偉い・大変だと思っているパパがいます。
それは大きな勘違いです。
このブログで繰り返し、繰り返し述べてきましたが、
正直、家事・育児より大変な仕事なんてほとんどありません。
(このブログのタイトル「育児に勝る仕事なし!」です。)
その理由はここではあまり述べませんが、簡単に言うと、
〇 大切な子供の命・成長を担当するママは一時も手を抜けない。
(⇔仕事は手を抜ける。休憩もとれる。)
〇 予想のつかない子供の育児はペースがつかみにくい。
(⇔職場での仕事はあくまで大人相手)
〇家事・育児は成果が見えにくい。
(⇔仕事は充実感や収入で成果が見えやすい。)
などなどです。
もちろん職場での仕事を苦労もあります。責任もあります。
ただ、これも以前から述べていますが、
育児世代は仕事をそんな背負い込みすぎないようにすべきです。
育児をするために、自分の仕事量をコントロールすべきです。
仕事もフルでやって、育児もやるというのは正直言って無理です。
(私は「仕事と育児の両立」は無理と考えています。)
よくビジネス雑誌に、子供を育てながら仕事もがっつりやるスーパー・ビジネスマン(パパ・ママ)の紹介が神々しく掲載されていますが、いかにもうまくやっているように書いてありますが、絶対育児にしわ寄せがいっていると思います。
ということで、
・育児より大切な仕事はそうないこと、
・たくさんの仕事を任されていて忙しくても、育児ができるほどにコントロールすべきであること
(例えば、仕事量が多いならば、上司に相談して減らしてもらうなど。)
などのことから、
仕事をしているパパのほうが、ママより偉いということは、あり得ないことだと考えています。
◆100億稼いでいても、家事・育児するママより偉いなんてことはない。
パパが外で働いて稼いでくる給料は、額が決まります。
一方で、家事・育児をする専業ママは、給料という形では成果がありません。
でも、言わずもがなですが、
子供の命・成長はプライスレス(無限大)です。
よって、パパが100億稼いでいても、パパのほうがママより偉いなんてことはあり得ません。
◆お互いの役割を尊重することが重要!
ただし、上でも、これまでの記事でも、
仕事をするよりも、家事・育児のほうが重要かつ大変だ
と散々述べてきているのですが、
だからと言って、
ママのほうがパパより偉いかと言えば、そう言いたいわけではありません。
重要なのは、
お互いを尊重すること
だと思っています。
パパとママは夫婦として、育児も含めて家庭を回していくという共通の目的(使命?)があります。
その目的を達成するために、パパは外で働いてお金を得て、専業ママは家で家事・育児をするという役割分担が、今のところ一般的です。
(もちろん最近は共働きや、専業主夫など様々な家庭の形があります。)
全体的にとらえると、共通の目的を達成するための一つの共同作業であって、その役割に上下はないのです。
以前に、育児世代の家庭は、夫婦による二人三脚に似ていると書きました。
お互いの役割を尊重して、お互いにできることをやっていけば、そこに上下関係はないですし、不満も出ないと思います。(これが難いのですが・・・。)
ということで、世の中のパパさんたちに言いたいです。
いくら稼いでいるか知りませんが、
あなたの給料の価格が、ママのやっている家事・育児を超えることはあり得ません。
それを認識するとともに、でも下手に出る必要ありませんので、
自分の仕事も家事・育児も、ママとの一つの共同作業だと思って、その両者がうまく進むこと考えてみてください。
そうすると、
「おれの稼ぎが・・・」、「おれが働いているおかげで・・・」
なんて発言は口から出てこないと思います。
そんなことを言ってママさんを傷つけたり、やる気をなくさせたりすれば、家庭全体に影響が出ます。そのツケは結局自分に戻ってきます。
仕事を頑張っているいるパパほど、家では自分を上に持ち上げたいという気持ちは分かります。
が、それをぐっとこらえて、ママにねぎらいの言葉をかけてあげたほうが、明日の自分の仕事にも良い影響があるかもしれません。