育児パパの働き方改革(その4)つづき(どう残業を減らすか)
お疲れ様です。
前回のつづきです。
前回は、残業を減らすための働き方改革として、
- 時間がない育児世代(特にパパ)は、仕事の効率性よりも仕事を減らすことを意識するべし。
- 働き方改革は、仕事のやり方ではなく、仕事に対する考え方・スタンスを改革するもの。
ということを書かせていただきました。
つづきとして、育児世代が残業を減らすための、もう少し突っ込んだ私の考えについて書かせていたどきます。
◆仕事の量でも質でもで勝負しようとしない。普通でいい。
育児世代は、時間がないので他の人々と仕事の量で勝負することは難しくなるでしょう。
かと言って、仕事の質で勝負するのもちょっと違うと思っています。
時間がない(早く退社する)ので、他のバリバリ職員と仕事の量では勝てないから、質で勝負すればいい(するしかない)と考えるかもしれません。
その考え方は正しいと思うのですが、いきなり質の高い仕事をすることは、やはり、前回書いたとおり、いきなり効率よく仕事をすることが難しいのと同じく、ほぼ不可能だと思います。
いきなり短い時間で質の高い仕事をする(つまり、良い成果を残そうとする)ような働き方をすると、ものすごいストレスを感じることになるはずです。
そうすると、早く帰宅しても、仕事のことが気になったり、イライラしたりして、肝心な育児に悪い影響が出てしまいます。子供にも厳しくあたってしまうかもしれません。
ですので、子供が小さくて育児に集中したいときは、仕事で力む必要は全くありません。普通でいいです。
自分に与えられた責任を最低限果たして、人に迷惑をかけなければそれで合格です。
◆「仕事と育児の両立」をしようと考えない。無理だから。
「仕事と育児の両立」とよく言われますが、これを達成するのは至難のワザだと思っています。私は率直に言って、
仕事と育児の両立はほぼ不可能
と考えています。
どちらかに力点を置くと、必ず一方にしわ寄せがいきます。
(仕事と家庭の両立論については、別の機会に私の考え方をまとめたいと思います。)
もちろん、何を持って「両立」と言うかにもよりますが、
私としては、ブログのタイトルの通り、
育児に勝る仕事なし
が、基本の考え方なので、
両者のバランスを保つためには、育児に方に力点を置かければならないと考えます。
つまり、育児をきちんとしようと思ったら、その時期に以前のように仕事に精を出すことは、ほぼほぼ不可能なのです。
仕事をがんばるほど、育児にしわ寄せがいきます。
これは、どんなに有能で器用な人でも避けることはできません。
(ちなみにですが、これは共働きの働きママは当然のこととして、専業主婦を持つ働きパパも同じことです。「専業主婦のママがいるから自分は仕事に集中すればいい」、なんて思っているパパは、すみませんが、私から見ればとんだ甘ちゃんです。)
◆仕事と育児のバランスが取れれば、そのうちきっといい仕事ができるようになる。
ただし、育児重視で仕事に全力を注げなくても、良い面もたくさんあります。
まず、周囲からの信頼を得られます。
時代は変わってきており、育児をきちんとする人が職場での信頼を得ていくでしょう。上で書いたとおり、もちろん最低限の責任は果たしていればの話ですが。
あと、仕事と育児の二足のわらじで進むことで、本当に必要な仕事を取捨選択して、最短でやる力が身に付きます。そういうトレーニングというか、良き充電期間となるはずです。
私は、「仕事ができる」というのは、
優先順位を正しく判断できる人
だと考えています。
育児とのバランスを取るために、限られた時間の中で、優先順位をつけて仕事しなくてはなりません。それが自然に身につけば、必ずそのうちいい仕事(成果)ができるようになると信じています。
私が今育児に注力していのは、そういう考え方(信念)に基づいています。
◆最後に(残業してなくてもいい仕事はできる)
私は、決して育児のために仕事をないがしろにしていいと言っているわけではありません!
育児と仕事の両立は難しいから、まずはより重要な育児に力点を置いて、その上で育児と仕事とのバランスを保つことを意識したほうがいいという考えです。
最初はやりたいように仕事ができない我慢が必要ですが、それにより周囲からの信頼が得られて、自分のモチベーションや優先順位付けにもつながれば、将来的にはきっといい仕事ができて、すごい存在(出世も?)になれるはずです。
そういうわけで、今日も「もうもうちょっと仕事したいなあ」、という気持ちを押し切って早く帰って育児をしましょう!
それがきっと明日のいい仕事につながりますから!!