育児に勝る仕事なし!

2人の子供を持つ公務員のパパ。日々の育児や仕事を通じて考えたことをざっくばらんに語ります。

私の考え②「仕事ができる人とは?」つづき2

つづきです。
 
前回、世の奥様方に、
「旦那を出世させたいなら今すぐ育児させるべし!」(できれば他の家事も)
 
と書きました。
 
なぜそう思うか、
これから来る時代の予測として思うことを書きたいと思います。
 
3つ理由があります。
下に行くにつれて私個人の意見の色が濃くなります。
 
①社会の変化 (育児の必要性の更なる高まり)
 
今はまだそうでもないですが、近い将来日本の少子高齢化の問題は本当に待ったなしの深刻な問題となります。子供は社会の宝であり、育児を担う人の社会的地位向上、待遇改善は目覚ましく発展すると思います。そういった時代になってくれば、育児をしている、または、してきたという人の方が社会的のみならず職場での信頼と、それに見あった地位も得られるようになると思います。
 
②仕事の質の変化 (多くの仕事はAIへ任せる時代へ)
 
今もう始まっていますが、これからの仕事は徹底的な効率化が図られます。
AIの導入がその最たる例ではないでしょうか。誰にでもできる仕事、マニュアル化されている仕事のほとんどはAIなどの機械に任せられます。
 
人がそれでもやるべき仕事として残されるのは、有機的な人と人との関係の管理だけになるでしょう(人事や教育など)。そういう仕事で求められるのは、より多くの人について理解し、適切に対応できる人間的な力です。
上の「①社会の変化に伴う育児の重要性の高まり」にも直結しますが、育児にまさに取り組んでいる人の職場での地位が上がってきます。そういった人たちの管理や配慮は、真剣に育児に携わってきた人しか分からないと思うのです。
申し訳ないですが、それは育児をやってない人が後から理解することは難しいです。育児をやってない人の見える世界は、やった人とは違うからです。極端なことを言えば、違う世界の人間だからです。
(育児をやった人とやってない人の世界の違いについては別の回に書きたいと思います。例えば、ベビーカーを押して電車に乗ったことのある人の苦労は、押したことがない人が理解するのは難しいと思います。)
 
全てとは言えませんが、将来上に立つ人の多くは、子育ての苦労を味わいつつも、仕事への情熱を失わなかった人、盛り返した人がなる(べき)と思うのです。
 
③人間関係の変化 (家族以外の繋がりは形のないものへ)
 
これはあまり言われてないことですが、今後の10年から20年後といった中長期的な将来に、人間関係のほとんどは、形のなさないもの(=意味のないもの)に変化すると思います。
 
自分の考えもまとまってないので、詳しく今回は書けませんが、ゲームやYouTube人と人とのコミュニケーションに完全に取って代わり、人間関係の構築自体が不要になってきても、唯一家族の絆だけはどうなっても無くならないと思います(強く信じています!)。
ただ、そんな将来は家族を作ること自体がとても難しい時代になっていると思うのです。今は誰でも持っている家族が、当たり前ではなくなる時代が来るのではないかと思います。そんな時代では、幸運にも家族を作ることができた人が、社会を引っ張っていく存在になるのではないかと考えます(この点については今後もう少し考えをまとめます)。
 
 
 
以上の3点から、
今後は、育児を通じて養った「人間力」と「家族の絆」こそが、職場だけでなく社会全体で求められることとなると思います。
 
「仕事だけしていればいい」という時代は、終わりかけていると思います。そういう考えでいる人は、必ず息詰まる日が来ると思います。
 
最後ちょっと抽象的になってしまいましたが、声を上げて言いたいことは、
「今もし子供や家族より仕事を優先しているという現状があるのだとしたら、それを父親だけでなく、それを黙認している奥様方も見つめ直していただいて、将来について夫婦で考える時間をもってほしい」
とうことです。
(なんか最後説き伏せてるみたいですみません。)