育児に勝る仕事なし!

2人の子供を持つ公務員のパパ。日々の育児や仕事を通じて考えたことをざっくばらんに語ります。

私学VS公立【その1】(出身地から見える夫婦間の教育観の違い)

お疲れ様です。

 

コロナの関係でまだ入学式は行われていませんが、一応私の長男が今年から小学校に入学します。

 

地元の市立の小学校に入学するのですが、長男が生まれた当初から、子供の教育観については、夫婦で意見を交わして(闘わせて?)きました。

 

いわゆる「お受験」をどうするか、という問題です。

 

小学校は地元の公立に入学するので夫婦間の教育観の違い・対立は顕在化しませんでしたが、これから進級していくにつれて、夫婦間の議論は激しさを増していくことになるでしょう。

 

この自粛の世で、未来のことを取り上げるのもなんですが、未来志向で思いを巡らすことも悪いことではないと思いますので、

 

今回は、うちの夫婦間での教育観の違いについて、特に「私学を目指してお受験か、それとも地元の公立へ進むか」というテーマで書かせていただこうと思います。

 

◆出身地から見える夫婦間の教育観の違い(私学VS公立)

 私はいわゆる地方出身です。

東京や大阪などの大都市出身ではないという意味で、地方出身者です。

 

経歴的には、地元の公立の小中高を卒業して、大学から東京に出てきました。

 

私の出身地には、近隣に私立中学はなく(小学校はもっとない)、ほぼ全員の生徒が地元の公立の小・中学校に進学します。

 

高校は近所に私立高校もあるのですが、公立高校のほうがレベルは高く、多くの生徒は公立高校を第一希望として目指して受験します。

(もちろん、とびぬけて学力の高い子は、遠方のレベルの高い私立学校を受験する場合もありますが、かなりレアなケースです。)

 

一方で、妻は首都圏出身です。

 

経歴的には、受験して中高一貫の私立校を経て、大学に進学しました。

妻の話によれば、中学受験で同じ学年の3割~4割、高校受験では半数以上が私立学校を第一志望として受験にのぞむとのことです。

 

このように、私と妻の出身地域における中学・高校受験の状況は、随分違いがあることが分かりました。

 

では、このような違いから、「お受験をするか」ということも含めて、教育観(私学VS公立)の違いはどのように変わってくるのでしょうか。

 

◆地方出身者は公立でよいと考える。

 私は子供には基本的は公立で学んでほしいと思っています。

 

その理由は、上から重要な順に以下のとおりです。

 

①公立でも本人の頑張り次第でどんなレベルの学校(大学)にも進学できる。

(私学の進学校でなくても、進学率の高い公立高校はたくさんある!)

 

②学費が安い!

(実は①と同じくらい重要です。)

 

③いろんなタイプの生徒と交流できる。

 

④進路がある意味広い

(進学だけにしぼられない。)

 

⑤地元にとどまれる。

 

以上のような感じです。

それぞれについての詳細は後述します。

 

多くの地方出身の方は、賛同していただける部分も多いのではないでしょうか??

 

一方で、都会出身の妻は、これらに真っ向から反対します。

 

◆都会育ちは、私学でないとダメと考える。

 一方で、都会育ちの妻は、私学でないとダメだという考えが強いようです。

 

その主な理由は、以下のとおりです。

 

①高いレベルの生徒と一緒に過ごすことで、自分の子供もそのレベルに到達できる。

(逆に公立の生徒はレベルに幅があるので、高いレベルについて行けるか分からない。)

 

②高いレベルの教員から学ぶことができる。

(逆に公立の教員にもやはりレベルの幅があるので、良い先生に学べるかは運になる。)

 

③周りが私学を受験するという雰囲気がある。

 

というようなところです。

 

ここでのポイントは、私は「公立でいいんじゃないか」という程度の考えですが、妻は「私立でないとダメ」という若干強めの考えということです。

私学のメリットとともに、公立の害悪にも慎重に考えているようです。

 

◆続きます。(子供にとって、家族にとって良い結論はどう導き出すか?)

 以上のように、地方出身の私と、都会育ちの妻との「私学VS公立」を踏まえて教育観は、なかなかに大きな違いがあるようです。

 

このような考え方の対立は、決して一般的ではないかもしれませんが、地方と都会の教育事情を考えると、賛同いただける部分もあると思います。

 

それでは、子供にとって、家族にとって良い結論に至るためには、どのようにすればいいのでしょうか?

 

次回は、上述しました公立と私学のメリット・デメリットをもう少し掘り下げつつ、私の考えを引き続き書かせていただきたいと思います。