【甲子園中止に想う】大人が子供たちに何を言えるかが大切では。
お疲れ様です。
コロナ収束しつつあると思われながらも、
球児たちの目標である甲子園の中止が発表されました。
多くの球児たちが大きなショックを受けたことと思います。
この中止の決断については、様々な賛否の意見があるようですが、
私としては、仕方ないのではないかと思っています。
オリンピック・パラリンピックも延期される中で、甲子園を例年通り開催するのは今の状況では難しいと思います。
今日は、この甲子園中止というニュースについて、私が想ったことを書かせていただきます。
◆18歳(高3)でも現実をすんなり理解できるほど大人ではない。
私も実は昔、高校野球児のはしくれでした(^^
そんなに強い高校ではなかったのですが、高校3年間でもっとも長く時間を費やしたのは、部活動に他ありません。
私が思うに、いろいろな高校にたくさんの部活がありますが、
野球部は、どんな学校でもそれなりにしっかり活動しているという印象があります。
単なる緩い集まりではありません。
なので、自賛的ですが、
「高校3年間野球部を続けた」
という人は、どんな高校であれ、私は一目置いて見ます。
それで、強豪校はもちろんのことですが、そうでない学校の球児たちも、今回の中止にはそれなりの大きなショックを受けたことと思います。
ただ、この中止というショッキングな出来事を、冷静に理解し、今後の人生に活かしていけるほど、高校生はまだ大人ではないと思います。
なぜそう思うかと言うと、自分が高校生のとき、その3年間の活動がどれほど貴重で、その後の人生に大きな影響を与える仲間や経験を得ているか、ということをそのときはほとんど理解できていませんでした。
だから、何十年も経った今でも、後悔に近い高校野球に対する思いが巡ることがあります。毎年高校野球のシーズンになると必ず考えます。
これは、高校野球を経験された方々なら、この気持ちを分かってくださると思います。
◆だから、大人が子供たちに何を言えるかが大切では。
私は、もし今年息子が高校3年生で、3年間野球を頑張ってきたという境遇だったら、
「親として、大人として、何を言えるか」
自問自答しました。
きっと、
「高校野球の3年は、甲子園だけのためでなく、すでに仲間や経験や体力といった、今後の人生に活かせる財産を十分得ている。」
というような趣旨の言葉をかけるのではないかと思います。
(高校野球の名将たちが、子供たちにどんな言葉をかけるか、大変興味があります。)
少しでも、子供たちにとって今後のはずみになるようになってほしいです。
たぶん、これは高校野球だけでなくて、いろんな境遇で言えることだと思います。
まだ私は子供が幼いので、子供にとって、人生を左右するような出来事や挫折といった経験はありませんが、今回の甲子園中止のように、どうしようもない事が子供に起きた時に、きちんと力になれる親になりたいと思いました。